だいぶ前から気になっているんですが
by ミモリいつのころからか、「…(3点リーダー)」を「。。。(読点3つ)」と書く人が増えましたね。
この風習、どこから出たんでしょうか。出所を知りたいとずっと思っているのです。
最初は若者言葉的な用法なのかと思っていたのですが、今となっては20代から60代まで使われているのを見ます。
NIFTY-Serve(激古&歳がバレる)でも見たことがなかったですねえ。
「じゃあ何が正しいのよ」とか、「そもそも正しいって何?」ということが良く言われるわけですが、正直この問いに対する回答はめんどくさいので、たいていの場合は返しません(笑)。
(余談その1:バブル後世代としては、「そもそも正しいって何?」という発想にはなぜか非常にバブル世代っぽいものを感じるんですよね…。あ、怒らないでくださいよ!)
そもそもで言うと、「、。」ですら正しくないわけです。Wikipediaの「句読点」の項いわく、
昭和26年に『公用文作成の要領』が第12回国語審議会で議決、建議され、翌27年に各省庁に通知された。この要領において公文書は横書きとし、句読点は「,。」を用いるよう定められている。この要領は昭和61年発行の内閣総理大臣官房総務課が監修した『新公用文用字用語例集』にも掲載されており、現在も有効である。にもかかわらず、50年以上経過した現在においても、官報をはじめこの要領に沿わない公文書が多く発行されている。ちなみに、文部省においては横書きは「,。」で墨守されていたが、文部科学省への省庁再編時に科学技術庁の職員から不便であるとの苦情が寄せられたこともあり、公文書でも文書中で統一が取れているならば横書きでも「、。」でよいという内規にされた。また、現在日本で使われている横組(算数・数学、理科、社会、英語、音楽など)の教科書のほとんどは「,。」の組合せである(国語、書写及び書道は縦組なので「、。」を使用)。
あぁ。もうグダグダです。
これに加えて、社会科や理科系などでは「,.」でしたよね。経産省管轄の業種でも多いはずです。情報処理系とか。国語教育でも、お役所文書でも、句読点の統一はできていなかったわけです。その他の記号は推してはかるべしということなんじゃないでしょうか。
さて、英語で三点リーダーにあたるものは”Ellipses”などと呼ばれていて、ピリオド3つで表現されるそうですね。
(余談2:フォントによっては三点リーダーはピリオド3つに置き換えられてしまいますね)
これもあわせて、正しい情報をまとめるだけでも次のようなことになります。
- 「.(全角ピリオド)」と「。(全角読点)」は同じもの
- 「.(全角ピリオド)」と「.(半角ピリオド)」は同じもの
- 「…(三点リーダー)」と「…(半角ピリオド3つ)」は同じもの
さらに、感覚的に、これらと「同じようなもの」と受け取られる文字があります。
- 「…(三点リーダー)」と「…(半角ピリオド3つ)」と「・・・(中黒3つ)」は同じようなもの
こうなるともう、もともとあったそれぞれの記号が示す概念はどんどん拡散してしまいます。
- 「。。。(読点3つ)」と「…(三点リーダー)」は同じようなもの
となってもおかしくないなと。
もともと人間の行動は、多が少を飲み込む傾向にあります。
(余談3:なので、珍しい所作は何か元になる日常の所作がある場合が多いですが、個人的には、電波が弱くなった時に携帯電話を「振る」という動作の元になっているのが何か、ということを10年くらい悩んでいます)
文章をタイプするにあたっては、三点リーダーを打つよりも、読点を打つ回数の方が圧倒的に多いはずです。
ということで、混乱が概念の拡散を生み、三点リーダーは読点に飲み込まれたんじゃないかと考えているのです。
こんな↓本を読んだ所為かもしれませんけれども(笑)
ちなみに、私がこんなことをこんな時間に気になるのは、元々が印刷業界の人間だからだと思います(笑)。
印刷・出版業界ではこういうことについてはいまだに厳しいはずです。たぶん。


